節分の朝に誓う
- まやはるこ
- Feb 3, 2023
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私って何者?
ずっと誰かに合わせてきた。
最初は、おかあさん。小学校に入ると先生やおともだちに合わせた。
他者に合わせていると楽だもんね。
だけど、
「あなたは何が好き?」と聞かれて、すぐに答えられない自分がいた。
驚いたよ。
好きな食べものも、言えないんだよ。
大事な人生の時間、なにやってたんだろう。
いくつもの仮面を被って、
ずっと誰かに合わしつづけていたんだって、
今更ながら愕然とした。
胸に手を当てる。
黒い塊があった。泣いている。
本音が泣いていた。蔑ろにしていたんだ。
「ごめんね」って、声をかけた。
温かいエネルギーが、胸の奥で広がる。
私は何者でもなかった。
私は私にしかなれないんだ。
節分の朝、空を見上げた。
薄暗い空に星がきらきら光っている。
今から始めよう。
私は「私を生きる」と決めた。
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