「人生は呼吸のように」後編
- まやはるこ
- Nov 10, 2021
- 2 min read
Updated: Nov 17, 2021
<おじぎ呼吸法>
赤ちゃんは、息を吹きだすように、おぎゃーと泣いて誕生します。
人が死ぬ時、息を引き取るといいますが、息を深く吸って呼吸は止まるそうです。
誕生から死ぬまでの間、誰に教わることなく呼吸は睡眠中も絶えず動いています。
しかし、生きていく途中さまざまな経験をする中、呼吸が浅くなった、声が出にくいなど。
障害が出てきます、これは他者との関わりの中から生まれるものではないかと思います。
この解決策として腹式呼吸やあらゆる呼吸法を試した方も多くいるのではないでしょうか。
隠れ家ルームを始めた翌年、2009年当時。ボイスアート呼吸法は、ため息呼吸法とハー声呼吸法(瞑想のような呼吸法)の二つだけでした。
何とか簡単にできる方法はないだろうかと考えたのが、「おじぎ呼吸法」でした。
きっかけは六甲山にある神社で歌の奉納の前に、二礼二拍手一拝をした時です。
一礼目、丁寧におじぎをしながら息を吐きました。
二礼目、その息(自分の心)を聴き、見送りました。
新しい息は意識せずとも自然に入ってくるのですね。
生かされているんだなあと実感しました。
その後、ルームで検証を重ねました。おじぎは、誰にでも簡単にできる所作です。
おじぎを30回で、概ね安心リラックスできるという結果にいたりました。
おじぎ呼吸法はこうして2009年から始まりました。
「おじぎをしながら息を吐く。身体を戻しながら息を吸う」を30回です。
おじぎ呼吸法を行っていくと自分軸がどこにあるのか、すぐに見つかることがわかりました。自分軸とは安心する場所のことですから。
本来自分の機嫌は自分でしかとれませんし、肉体(食べる、排泄する、呼吸)、特に、呼吸(息)のお世話は、自分でしかできません。
これが抜けると、誰かのせいにしたり、自分の人生も他人任せとなるでしょう。
このように振り返ると、<終わらせて始まる>呼吸。
人生は呼吸と共に歩んできたのだと、改めて思うところです。
隠れ家ルームは、7月末を持って終わらせました。
13年間、ありがとうございました。
新たに生まれたカウンセリングルームNanaは、兵庫運河のほとり、高取山を拝し、淡路島と海が一望できます。
改めて、よろしくお願いいたします。
(PS Zoomでのセッションは、これまでと変更なく承っております)
Komentarze