カウンセリング例 ①職場での人間関係の悩み
- まやはるこ

- Jun 12, 2021
- 2 min read
Updated: Jun 15, 2021
カウンセリングにきた人:30代女性
相談内容:会社員をしています。職場で仕事ができず、最近では頭が真っ白になりパニックになります。社内の人間関係もうまくいきません。どうしてよいかわからず、毎日しんどいです。
カウンセラーからの質問:
仕事が出来ず、頭が真っ白になりパニックになるということですが、子どもの頃はどうでしたか。思いつく限り、お話してください。
A:
母からは、何でも自由にしなさい。夢を持ちなさい。と言われつづけてきたので、私はのびのびと育ってきたと思います。
ですが、いざ自由にやりたいことができた時、母に報告すると「それはあなたの為になりません。やめなさい。」と毎回否定されました。
思い返すと自分でやり遂げた達成感の記憶はありません。
子どもの頃から母親の期待が強く、期待に答えられないと普段は優しい母が別人のように怒りました。
その時、私は頭が真っ白になり何もできなくなりました。
よく考えると、この頃から怒られることがトラウマとなっていたのですね。
母は、日頃の言葉とは裏腹に、実際は私をコントロールしていたのだと思います。
実際、仕事の内容は自分でできるものだったのですが、期待に応えることが怖くなっていたのかもしれません。
カウンセリング後の感想:
カウンセリングで話すまでは、上司のことや自分の仕事ぶり(期待に答えられるか)ばかり考え、追い詰められていた気持ちだったものが、原因がわかったことで、少しずつ自分の恐怖心に対応できるようになってきました。
仕事でわからない時は、職場の仲間に助けを求めることができるまでになりました。
自分に自信がついたことで仕事の効率も上がりました。
改めて自分はこの仕事が好きだということに気がつきました。
今でも時々しんどくなる時にカウンセリングにきています。
落ち着いて話をして、自分のホッとできる居場所があると思えると、それだけでとても安心感があります。
〜誰かに合わしてばかりいると、自分がわからなくなってしまいます〜
特に子どもの頃は、母親に合わしていく傾向があります。
母は子どもの幸せを願ってのことですが、時には奪う行為となります。
気づいた今、自分に合わしていく勇気、ほんの少し必要かもしれません。
※この記事は、ご本人の許可を得て公開しています※




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